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SMBC、世界の航空会社の旅客機をリースバック契約!航空会社へ資金調達

ターキッシュ・エアラインズの2機とリースバック契約

リースバック契約 SMBCアヴィエーションキャピタルは令和2年7月1日、トルコの国営航空会社・ターキッシュ・エアラインズと2機の旅客機について、優れた燃料効率と環境排出基準を提供し、保有機の柔軟性を強化するため「A321neo」についてリースバック契約を締結しました。
対象となる旅客機は、ターキッシュ・エアラインズが保有する旅客金の中で「A321neo」の2機で機内には、パナソニック・アビオニクスのeX1機内エンターテインメント・コミュニケーション(IFEC)システムとグローバル通信サービスが導入されています。

SMBCアビエーション・キャピタルとは

SMBCアビエーション・キャピタル(SMBC Aviation Capital)は、三井住友銀行グループの航空機リースを行っている企業で、以前はロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループが業務を担っていました。
本社はアイルランドで、事業内容は主に航空機リースをメインに金融事業にも携わっています。
平成24年1月17日に、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループは三井住友銀行や、三井住友ファイナンス&リース、住友商事3社のSMBCアビエーション・キャピタルに73億ドルで売却し現在の名称に変更しました。

LCCのイージージェットの6機ともリースバック契約

リースバック契約一方、SMBCアビエーション・キャピタルは欧州のLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)のイージージェットと「A320neo」に関してリースバック契約を締結しました。
会見では公表されていないものの、このリースバック契約により、固定費は増加しますがイージージェットは手元資金を得ることができ、新型コロナウィルスの影響で必要となる当面の資金繰りに貢献するとみられています。
対象機種は、「A320neo」で6月上旬に3機をリースバック契約、残りの3機は7月初旬にリースバック契約されています。

731機を保有するSMBCアビエーション・キャピタル

SMBCアビエーション・キャピタルは、強固な資本基盤と信用格付けをもとに困難な状況に直面する企業に対し、柔軟で長期融資を提供するとアピールしています。
平成元年には、SMBCアビエーション・キャピタルが保有する旅客機は、731機で航空会社の資金繰りを支援しています。
リースバック契約は、これまで住宅や企業の事業所、工場などがメディアでも報じられてきましたが、現在では旅客機や商業施設、オフィスビルなども対象となり、賃貸でこれまで通りの事業を続けられるメリットがありますので、コロナ禍の中、資金繰りが困難となった場合にはお早めの相談が重要となります。


[2020.7.24更新]

     

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