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業績上がれば借入金の金利ダウン!関西みらい銀行新たな融資サービスをスタート

中小企業の業績改善に貢献融資

AI関西みらい銀行は令和元年7月19日、企業の業績が伸びた幅に対応して融資金の金利を最大で1割優遇する融資を始めました。
条件となる融資サービスは、年1回の経営診断や助言などをセットとし、中小企業の業績改善を狙うもので、全国的にも珍しい取り組みとなっています。
融資の商品名は、「業績向上応援融資・みらい活力」で旧近畿大阪銀行は7月19日から、旧関西アーバン銀行では10月15日より取り扱いを開始します。

決算毎に金利見直し

関西みらい銀行では、中小企業などの業績向上や売上高の伸び率、売上高営業利益率の変動値を決算期毎に応じ、融資期間中に適用金利を見直すとしています。
さらに信用保証協会や政府系・民間金融機関から取引する中小企業の財務データが提供されるCRD(Credit Risk Database)協会から提供される中小企業などの経営診断書を使用し財務コンサルタントを実施し、課題解決を支援しています。
このような金融商品は、関西の地銀では初となります。

地銀合併で生まれた金融サービス

AI関西みらい銀行は、近畿大阪銀行と関西アーバン銀行が合併し誕生した地銀で、「業績向上応援融資・みらい活力」は金利変動の基準となるのは売上高の伸び率、営業利益率の改善の度合いで決まり、営業利益率が5ポイント改善すれば適用金利に0.96をかけた金利に見直すとしています。
中小企業の売上高が10%伸び、営業利益率も5ポイント改善すれば適当金利に0.96かけ、業績が悪化しても金利は据え置くとしています。
融資期間は、2年以上5年以内となっています。

利用条件は決算が黒字

「業績向上応援融資・みらい活力」は、決算書を提出できる中小企業であれば原則利用可能であるものの、直近の決算が最終赤字や債務超過の場合には利用はできません。
融資での手数料は、融資額の1%ですが、財務面でアドバイスが受けられ、銀行との取引先が一帯で行われ企業の財務力向上のメリットもあります。
日本は景気が良くなったと安倍政権でも発信されていますが、中小企業、特に地方ではその実感がわかないのが実態です。
新たな融資サービスの誕生で、新たな販路、市場開拓に積極的な金融機関のアドバイスが期待されます。


[2019.7.26更新]

     

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