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金融機関の中小企業向け貸出、83ケ月連続増加!
都市銀は国際化、地銀は国内中小企業重視で拡大

8月貸出残高は458.3兆円に増加

日銀が平成30年9月10日発表した8月の貸出預金動向によると、全国の都市銀行、地銀、第二地銀の平均貸出残高は前年同月から2.2%増え458兆2,951億円となりました。
前年同月の実績を上回るのは83ケ月連続で、8月は前月の伸び率2.0%増も上回りました。
全国の中小企業を中心に、省人化や生産性の向上などへの設備投資ニーズが高まりをみせ、貸出残高を押し上げました。

中小企業への融資、都市銀行から都銀、第二地銀へシフト

中小企業向け融資貸出残高を業種別でみると、都市銀行が前年同月比0.87%増の212兆1,184億円で、地銀、第二地銀では中小企業向け融資がほとんどで同3.5%増の246兆1,767億円と全体を牽引しました。
一部の都市銀行では、急速なグローバル化に伴う国際業務の強化や、資本規制への対応で中小企業向け融資が慎重になるなか、地銀、第二地銀がその役割を担っている形です。
東京都内で食品輸入会社を営む経営者は、平成30年7月まで都市銀行5行から借り入れた8億円を、東京・港区の地銀「きらぼし銀行」に借り換えたことで金利は約1%下がり、返済期間も延び、資金繰りに忙殺されなくなった実績もあります。

「きらぼし銀行」特別チーム、2年間で500社を獲得

「きらぼし銀行」は、中小企業開拓を支援するチームを設置し支店の行員とは別に千葉や埼玉など1都3県で掘り起こしを進め、2年間で約500社の中小企業を獲得しました。
日銀のマイナス政策もあり異例の超低金利が継続し、企業の取引金融機関も増え続けています。
日銀によると、中小企業1社当たりの取引金融機関は3〜4社でメインバンクを持たない中小企業も少なくなく、取引銀行を減らし、長期で付き合えるメイン行を決めたいという、経営者も増加しています。

都市銀行、中小企業融資より国際業務に軸足

中小企業向け融資都市銀行の収益は海外進出策などの国際業務で、特に3メガ銀行の業務粗利益の割合は4割前後が国際業務であり、中小企業にまで目を配れていないのが実態です。
金融庁では、「真に、地銀の事業性評価の能力が問われることになる」と示しますが、同庁では組織的な不正融資多発の「スルガ銀行」を「地銀の優等生」と見ていた経緯もあり、同庁の「真の事業評価」が問われます。
人口減少による地域経済の縮小や超低金利環境と地銀、第二地銀いとっては逆風となるものの、地域には資金はないものの、まだまだ成長する中小企業があるのも現実です。


[2018.9.18更新]

     

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