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資金繰り逼迫の可能性!
麻生金融相、年末に向け中小企業の資金繰り逼迫の可能性!急がれる支援策
年末、年度末に向け中小の資金繰り逼迫が懸念
麻生金融相は令和2年11月30、日本経済が新型コロナウィルスの感染拡大に直面する中、年末に向け、中小企業などの
資金繰りが逼迫する可能性に懸念を示しました。
都心では時短営業や、「Go Toイート」の一時停止、大阪市、札幌市では「Go To トラベル」の除外、不要不急の外出自粛など、中小企業にとっては厳しい状況が継続する中、同相は各金融機関の代表と意見交換し、金融面から下支えする考えを表明しました。
日銀、資金繰り支援策「特別プログラム」を延長
麻生金融相は、年末・年度末にかけ事業者の運転資金ニーズが高まってくると考えており、一部の企業では既に
資金繰りが厳しい状況にあると指摘しています。
三毛全国銀行協会会長も、国や日銀と緊密に連携しつつ、金融面から経済を下支えする考えを示しました。
一方、日銀は令和2年12月3日、日銀が新型コロナウィルス感染の対応としている企業などの
資金繰り支援のための特別プログラムについて、必要と判断すれば期限を延長することを発表しました。
具体的な判断は、今後の情勢を踏まえて適切に考えていくとしています。
日銀、金融緩和で「特別プログラム」総枠額を拡大
日銀は令和2年6月16日、金融政策決定会合にて当面の金融政策運営方針を発表し、新型コロナウィルスの影響で極めて厳しい景気を支えるため、大規模な金融緩和政策を維持し、
資金繰り支援の総枠を拡大することを発表しています。
中小企業などの
資金繰り支援を重点にした特別プログラムの総枠を75兆円から110兆円に増額し、大企業などが発行する社債などを買いれ、中小企業や小規模事業者、個人事業主へ融資する金融機関への金利を0%で資金供給することを見込んでいます。
日銀は、国債を上限なく買い入れ、ETF(Exchange Traded Fund:指数連動型上場株式投信)の買い入れ量も年間12兆円に引き上げています。
企業にとっての資金は、人間の血と同様
企業における
資金繰りは、人間が出血多量となると亡くなってしまうのと同様で、企業も資金流出が多くなれば事業の存続ができなくなります。
増資や金融機関からの融資は輸血であって、当面の出血を補えたとしても永遠に増資を続けたり、融資額を増やし続けることは不可能です。
では、その対処法は、他の事業者にはない独自の商品やサービス、市場開拓で売上を向上させ、仕入れ代金や外注費、給与などの経費を賄いつつ営業利益が残る経営が重要であり、お悩みの方はお早めのご相談をお薦めします。
[2020.12.08更新]