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新型ウィルスで資金繰り難、AI活用の中小向けスピード融資に殺到!
制度融資や生命保険では貸付も増加

AI活用で最短2日でスピード融資

スピード融資三菱UFJ銀行は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)の活用により、新型コロナウィルスの感染拡大により中小企業が資金繰り難を受け、最短2日で迅速に資金を供給する融資の利用が急増しています。
大同生命保険でも、通常の金融機関の融資より入金までの期間が短い契約者貸付が伸びており、資金ニーズが高まる年度末に多くの中小企業が資金調達を可能としました。
これまで資金が即日供給される消費者金融や銀行カードローンなど、金利を抑えた融資が可能となってきています。

AI融資申込み、ウィルス問題前から3倍に増加

三菱UFJ銀行で融資の利用が急増している背景には、中小企業向けのオンライン融資であり、自社の口座の入出金履歴データをもとにAIが企業の信用力を分析し、融資の可否を判断する仕組みのためです。
最短2日で融資が受けられるスピード感が新型コロナウィルス問題に伴い人の移動制限や外出自粛で売上などが減少し、資金繰りが急速に困惑した中小企業の関心を集めています。
融資の申込みは、ウィルス感染が広がる前の令和元年11月上旬に比べ、令和2年3月上旬には約3倍に増加しました。

生保の貸付、金利0%で前年から2.1倍に増加

スピード融資一方、大同生命保険の資金貸付でも利用は伸びており、新型コロナウィルスの影響を受けた中小企業を金融支援するため、貸付金利を0%に減免し、急場を乗り切るためのニーズを集めています。
資金貸付は、中小企業経営役者ごとに保険料を払い込み、解約返戻金の範囲内で一時的な資金を貸し付ける仕組みで、銀行など金融機関の融資とは異なり、審査が不要なため資金供給までのスピードが速くなっています。
大同生命保険の中小企業向け貸付は、令和2年3月23日時点で47億円と前年同月から2.1倍に伸びています。

制度融資も増加傾向、信用保証協会の保証料も負担する自治体も

さらに、全国の自治体でも中小企業の資金繰り支援に制度融資を拡充し、国とは別枠で受けた融資可能額は2兆円規模に達しています。
制度融資は、中小企業や小規模事業者、個人事業主向けに地方自治体や民間の金融機関、信用保証協会が連携して供給される融資で、経営状況が厳しい中小企業や、設立後まもない企業であっても事業計画や経営者のヤル気、将来的な回復可能性があれば寛大な判断で融資が行われます。
制度融資は、全国44都道府県が既に実施しており、融資を受ける際の信用保証会への保証料も自治体が全額負担する地域もあります。
先行きの見えない新型コロナウィルスにより、急速な資金繰り悪化により国や民間の金融機関、全国の自治体など資金調達への選択肢が今後も増えることが期待されます。


[2020.4.3更新]

     

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