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中小企業金融支援!セーフティネット4号に5号40業種を追加

保証協会、80%保証のセーフティネット5号を追加

安倍政権は令和2年3月2日、新型コロナウィルスの感染拡大で、幅広い業種の中小企業の資金繰りが困惑する中、信用保証協会が80%を保証して銀行など金融機関から融資を受けやすくするため、融資対象として新たに旅館や飲食業など40業種を加え、資金繰りを支援することを決めました。
この融資制度は、セーフティネット5号と呼ばれ、売上などが前年同期から5%以上減少している中小企業の借入金を、全国各地の信用保証協会が通常の保証とは別枠で2億8,000万円を上限に80%が保証されます。

100%保証のセーフティネット4号はすでに実施

セーフティネット全国各地の信用保証協会では、令和2年3月3日から事前の相談に応じており、3月6日から申請の受付を始めています。
他に中小企業金融支援として売上などが前年同月から20%減少し、状況がより深刻な中小企業へは、業種に関わらず借入金を100%保証するセーフティネット4号が適用され、実施されています。
セーフティネット4号はこれまで、平成28年の熊本地震や30年の豪雨による災害、令和元年の台風15号、19号に伴う災害、令和2年の新型コロナウィルス感染症などに指定されています。

日本政策金融公庫、売上高減少の程度に関わらず要件を緩和

政府系金融機関の日本政策金融公庫では、新型コロナウィルスに関する特別相談窓口を開設し、中小企業の金融支援の必要がある場合には売上高減少の程度に関わらず、セーフティネット貸付の対象とするよう要件を緩和しています。
全国の自治体から要請のあった場合には、借入金の100%を保証するセーフティネット4号を実施し、特に重大な影響が生じている業種については、セーフティネット5号が追加されました。

リーマン・ショックでスタートしたセーフティネッット5号

セーフティネッット5号は、リーマン・ショックが起きた平成20年10月から23年3月、緊急保証制度として実施され、中小企業からの承諾実績は全体の5割を超えていましたが、平成30年度は0.1%まで減少しました。
セーフティネット
この支援策を有効に活用するには、所在地の自治体に認定申請を行い、銀行など金融機関や最寄りの信用保証協会に認定書を提出し、保証付き融資を申し込みます。
ただ、中小企業経営者にとっては、事業を優先し、セーフティネット融資を諦めてしまう経営者も少なくなく、専門家への早急な相談が重要となります。


[2020.3.10更新]

     

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