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通信速度100倍とトラフィック1,000倍の「5G」!
インフラ社会を変革する新たなビジネスへ
どのように現実的に活かすかが「5G」導入の課題
日本は、米中韓に遅れながら令和2年には通信が「
5G(第5世代)」の時代に入り、次世代の巨大なイノベーションを引き起こす核となることが確実的になってきました。
現在は、「4G」が主流となっていますが、本格的に
5Gが社会に取り入れられるとインターネット上では大きな変革をもたらし、ビジネスチャンスも広がってきます。
IoT普及の鍵となる「5G」
「
5G」は、超高速、超大容量のトラフィック(データの転送容量)が可能となり、今後は日常の家電製品や自動車、医療機器など、ありとあらゆるものがインターネットに接続されるIoT(Internet of Things:モノのインターンネット)があらゆる機器の情報を発信するようになってきます。
IoTはトラフィックを凄まじく増大させ、令和2年には平成22年に比べ1,000倍のトラフィックが可能となります。
例えば、小説を読み写真を見るよりも動画コンテンツを見た方が圧倒的に情報力が多く、関心を集め、利用者を夢中にさせます。
テキストより、写真や動画で見せることでより理解してもらえるコンテンツへ
これは、カトリック教会のフランシスコ教皇の令和元年11月の訪日で、長崎において「焼き場に立つ少年」の写真を見せ、「言葉でいくら説明するよりこの写真を見れば何らかの感情をもたらす」と説明したことと同様です。
「
5G」は、これまでテキストや写真、動画などがストレスなく動画などでアピール、プレゼンなどすることが可能となります。
動画投稿サイトの「YouTube」など現在の「4G」でも光ファイバーの整備普及で、さほど影響はないものの「
5G」により、テレビのような長編のドラマや映画などストレスなく視聴できることが可能となります。
スマホでSNS、動画でリアルタイムになれば犯罪懸念も
「
5G」の導入によって、工場や流通センターの効率化や、自動車の自動運転への活用、医療では遠隔治療、企業や自宅のセキュリティの遠隔監視などがリアルタイムでパソコンやスマートフォンでも視聴可能となります。
特にスマートフォンでは、社会的問題となっているSNS(Social Networking Service:趣味、嗜好や友人とのコミュニケーションサービスのサイト)でのやり取りも写真から容易に動画へ移行することも可能となります。
ただ、「
5G」導入により、よりリアルタイムで見知らぬ同士が高速通信で鮮明に出会う危険性も懸念されており、中小企業においては事業にどのように「
5G」を利活用できるかが大きな鍵となります。
[2019.11.29更新]