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NTTドコモ・ユーザーのビッグデータを活用した融資情報を金融機関へ提供!
新生銀行からスタート
融資サービス、ビッグデータを活用し金融機関へ提供
NTTドコモは、令和元年8月29日、銀行など金融機関がNTTドコモの回線利用者向けに
融資サービスを提供する「ドコモ・レンディング・プラットフォーム」の提供を開始しました。
このプラットフォームは、NTTドコモのビッグデータを活用した「ドコモスコアリング」やスマートフォンアプリ「レンディングマネージャー」、NTTドコモが提供している各種サービスとの連携で
融資サービスを行うものとしています。
信用スコアでの融資額、金利を決定
「ドコモスコアリング」は、NTTドコモのサービスの利用状況を自動的に解析し、算出された信用スコアを金融機関の
融資審査に活用できる仕組みです。
金融機関では、この信用スコアを活用し、審査した上で各々の状況に合わせた適切な金利や
融資額を設定することが可能となり、審査の手間が大きく省けるものです。
信用スコアは、
融資を申し込む際に、利用者の同意のもとに算出されるため、外部には情報漏洩がないとしています。
新生銀行がサービス開始
新生銀行は令和元年8月29日よりNTTドコモと提携し、「新生銀行スマートマネーレンディング」の保証業務を開始しました。
保証業務は、
融資の利用者と金融機関が契約する際に、保証会社が
融資債務を保証することで、万が一、
融資利用者の返済が滞った場合にNTTドコモが利用者に代わり金融機関に返済するシステムです。
よって、
融資利用者は、「新生銀行スマートマネーレンディング」の申請と同時にNTTドコモに対して、保証委託の申し込みを行うことになります。
LINEも融資サービス開始
スマートフォンが急激に普及し、
融資サービスも各社増えてきていますが、無料通信アプリのLINEでも令和元年8月29日に個人向けの
融資サービス「LINE Pocket Money」を開始しました。
スマートフォンの普及に伴い、コミュニケーションツールから資金調達まで形を変え、金融サービスの流れも大きく代わりつつあります。
銀行など金融機関の店頭では、資金ニーズのある利用者は30〜40代が多いものの、スマートフォンでの利用者は圧倒的に若年層が多いだけに、企業は懸命にPRしますが、多重債務などの懸念も残ります。
[2019.9.13更新]