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「レッド・プラネット・ジャパン」ホテル4軒をリースバック!
資金調達で広島に進出
米ゴールドマン・サックスとリースバック契約
アジアで最大の成長力を誇るホテルを運営するレッド・プラネット・ホテルの日本法人、株式会社レッド・プラネット・ジャパンは平成30年8月に米金融サービス大手のゴールドマン・サックスと
リースバック契約を締結したことを明らかにしました。
リースバック契約対象のホテルは、レッドプラネット浅草東京とレッドプラネット名古屋錦、レッドプラネット那覇沖縄、さらに平成31年に開業予定のレッドプラネット札幌すすきの中央(仮称)の4軒で、譲渡価格は117億7,400万円となりました。
ゴールドマン・サックスは平成30年2月に設立した合同会社リオグランデとの間で20年の
リースバック契約を結び、ホテル運営を継続するとしています。
リースバック契約で固定資産売却益12億円に
レッド・プラネット・ジャパンが平成30年8月14日に発表した同年上半期(1月〜6月)期の連結決算は、純利益が前年同期から2.7倍に膨らみ3億6,000万円となり、売上高は同36.7%増の7億9,300万円となりました。
これは、4軒の
リースバック契約によって、固定資産売却益12億1,900万円が特別利益として計上されたためで、ホテルを売却し、20年間は継続して毎月賃料を払いホテルの運営を行うことになります。
リースバック契約に伴う賃料の計上や今後の事業展開に備え、管理・営業部門の積極的な採用で人件費が増加し、経常損失も計上することにもなりました。
新展開、五輪前に広島にホテルオープン
レッド・プラネット・ジャパンは、決算発表前の平成30年8月10日、広島市の中心街に位置する流川町にホテル用地を確保し、2020年夏の開業を目指すことを発表しました。
日本ではレッド・プラネット・ホテル7軒目となり160の客室を備えた5つ星のホテルとなります。
広島は、訪日外国人客にも人気があり、嚴島神社や広島平和記念公園の2つの世界遺産を有する地域で、他にも広島城や縮景園、ひろしま美術館など観光名所に恵まれた地域です。
同ホテルは、東京オリンピック・パラリンピック開催に先立ってオープンする計画です。
ホテル運営は従来通り運営
7軒のレッド・プラネット・ホテルは、これまで通りレッド・プラネット・ジャパンが賃料を支払い運営は継続され、大規模な資金調達で新たな地域で事業展開する計画です。
積極的な成長力でレッド・プラネット・ホテルの客室数は2020年までに合計で6,552に達する計画を示しました。
今後もレッド・プラネット・ジャパン・ホテルの
リースバック、資金調達、新天地への展開、拡大が注目されます。
[2018.9.21更新]