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中小企業向けCLOローン募集を開始!各金融機関、CLOは魅力的な投資対象

CLOローン、証券化の手法を活用した無担保資金

CLOローン政府系金融機関の日本政策金融公庫は、地域の活性化の担い手となる中小企業に無担保資金を地域円滑のため令和元年8月1日より地域の金融機関を通じてCLO(Collateralized Loan Obligation:貸付債権担保証券)ローンの募集を開始しました。
同公庫のCLOローンは、証券化の手法を活用し、全国の金融機関により同公庫や機関投資家との連携金融商品でCLOの発行は令和2年3月を予定しています。
同公庫は、平成16年に中小企業向けの無担保資金供給の円滑化を目的に、証券化事業を開始していますが、今回のCLOの組成はここ数年の市場環境を踏まえ、5年連続となっています。

CLOローン、資産担保証券ローン

CLOは、ローン担保証券で資産担保証券の一種であり、金融機関が事業を営む企業へ貸付債権を証券した金融商品です。
ローンの元利金を担保として債権が発行され、機動的に資金を調達できるメリットがあり、流動性の少ない貸出し資産をローンから市場性の高い債権に変えるこよも可能です。
CLOは、リスク・リターンの選好がが異なる投資家などに対して投資機会を提供することができ、個別の企業の発行する債権にはない投資機会を提供することができるメリットもあります。

米国でもCLO市場が拡大

CLOローン日銀のマイナス金利政策の持続によって超低金利で国内の金融機関はCLOへの投資を増やしています。
その結果、発行額は膨らむ一方、財務状況が劣る中小企業向けに融資を裏付けにCLOにおいて、景気が悪化すれば一気に不良債権化するリスクもデメリットとしてあります。
米国では、CLO市場の急拡大を懸念する声が多く聞かれる中、日本も金融庁が国内金融機関などCLOの保有状況を調査するなど監視強化に乗り出しています。

金融庁、金融機関へCLO調査

米国のローン市場加熱に警戒感が広がる中、金融庁は平成31年1月に3メガバンクやりそなホールディングス、ゆうちょ銀行、農林中央金庫など大手7銀行グループへCLO投資に関する一斉調査を行なっっていたことが判明しました。
米国では、CLO資産となる高リスクローンの市場が加熱しており、利回りの高さで投資家の人気を集め、平成30年は過去最大となりました。
この高リスクを金融庁は指摘し、CLOに特化した調査に踏み切りましたが、各金融機関ではCLOは良い投資の選択肢の一つ、魅力的な投資対象と自信を見せています。


[2019.8.13更新]

     

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